鉱山情報
金含有量平均30g/1トンと高品位な金鉱山です。
地蔵鉱山の鉱床規模は、概ね全長約400メートル、幅は100メートル内外、鉱床の厚さは約30メートルです。鉱量は、120万立法メートル(400メートル×100メートル×30メートル=120万立法メートル)と推定されます。鉱脈の幅、深さ(厚さ)は広くなったり狭くなったり、厚さも薄くなったり厚くなったりしています。
品位は珪酸鉱、硫化鉱ともに塊の中に延びている金の細脈がある処とない処が混ざり合っています。最高品位の処では2400ppmを示す事もある一方、7ppm以下を示す事もあり、検体の場所(塊の中の一部分)、量、あるいは鉱床の中にある細脈の金の量によって大きく差異がでます。多くの分析事例の結果、平均30ppmの品位と見られます。
地蔵鉱山の金は、黒鉱(くろこう)の周辺に濃縮しています。
黒鉱とは、日本海側の鉱山で採掘される外見が黒い鉱石の総称です。黒鉱は、海底へ噴出した熱水から沈殿した硫化物などが起源であると考えられており、黒鉱の周囲には金や銀などが濃縮する事で知られています。
黒鉱帯分布図
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新規開発鉱区
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